本記事は以下の殴り書きガバガバ感想記事をより詳細にネタバレ有りで書いたものです。まだ未視聴の方は以下のガバガバ記事を御覧ください。
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以下ネタバレ有りです
目次
全体の感想
まずは監督のJ.J.エイブラムス氏と制作に関わったスタッフの皆さんに拍手を贈りたい。
特にエイブラムス監督は7,9の監督指揮というプレッシャーしか無い状況で、世間の評判に負けず作品を作りきったことに尊敬の意を表します。
さて、カウントダウン上映を見てから少し時間が経ち、落ち着いてきたので改めて感想を書いていきたいと思います。
だがその前に言いたい。
Xウイング最高ぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!
はっきり言いましょう。スター・ウォーズはXウィングの物語であったと!
ルークが海からXウィングをフォースで浮かび上がらせるのはヨーダを連想させましたし、それを優しいほほ笑みでルークがやってくれるし、R2-D2が主人であるルークの信号をキャッチするってもう5分くらい鳥肌が止まりませんでした。
Xウィングの感想が尽きそうにないので本当に全体の感想に進みます。
ストーリー
よくまとまっていて、スッキリとした印象(コーヒーの感想風)
Ep7,8で散らばった伏線をどう回収するのか気になるところでしたが、結果はEp7,8を活かしつつEp9でシス卿率いる帝国と反乱軍の戦いという、レガシーストーリーに則ったものに修正した感じでした。
Ep1〜3でシスの復活、Ep4〜6でシスへの反撃、Ep7〜9は?というところで新しい何かが見れるのかなと思っていたのですが、Ep9でシスの復活→滅亡といういままでのストーリーを踏襲する流れに戻ってしまったのはある意味残念でした。
ですが、Ep7,8で失ってしまったスター・ウォーズ独特のテンポの良さや軽快さが戻ってきたという点ではファンとして嬉しく感じました。
スカイウォーカーのストーリー
スカイウォーカー・サーガの最終編として位置付けられる今作。こちらもストーリーと同じく、お馴染みの身内劇場となりました。
レイとレンがデス・スターの残骸で戦闘するときはいつ手を切られるのかとヒヤヒヤしましたが、そこはディズニーグロい展開はありませんでした。
今作でカイロ・レン(ベン・ソロ)が死んだか霊体化したことで(後述)、肉体を持ったスカイウォーカーは途絶えたことになります。
レイの正体
レイ=パルパティーン=スカイウォーカー()
予想されていた方も多かった結末。レイはパルパティーン(ダース・シディアス卿)の孫娘であり、両親は娘をシディアスから守るため自らを犠牲にした…
レイについてはEp8での一般人出自説や力を持っていることを知らずに両親が拾った説などいろいろありましたが、結果はシディアスの孫でしたか…
ひとつ気になったんですが、レイの両親はよくシディアスの支配から逃れて短期間とはいえ家族3人で生活できたなと。
シディアスの子=レイの親ということは、ルークにEp6で破られた後に子をもうけたのか? ちょっと勉強不足で申し訳ないんですが、レイの両親については色々と無理があるような気がしています。
フォースの暴走
前作Ep8『最後のジェダイ』でもなんでもありなのかと批評もあった万能フォースですが、Ep9でもその力を発揮してくれました。
いつの間にか命(生命力)を吹き込む力を手に入れたレイ。レンとのテレパシーの時点でだいぶ便利アイテム化したフォースですがこれはどうなんだろう…
一応太古のシス卿の中には生命を操る術を持っているなんて話も聞いたことがありますが(正史か不明)、それでもシス卿の孫であるレイが命を奪う力と与える力どちらも手にいれたのは「すごーい」という一言で済ませて良いのかどうか…
シディアス卿もレイとレン(ベン)の持つ力を感じて「久しく見ていなかった力だ」(セリフ曖昧です)と語っていましたしここは考証の余地を大きく残した一点だと思います。
レイアとベンの霊体化
霊体化について述べる前に家族の話をしましょう。
今作ではベン(レン)の記憶として登場したハン・ソロ。もう登場しないんじゃないかと思っていたのでそれだけでも感動ですが、Ep7〜9はスカイウォーカー直系の血筋であるカイロ・レン=ベン・ソロ(ベン・スカイウォーカー)の家族の物語でもあるんですよね。
特に今作は2016年に惜しくも亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーさんとの心の交流も描かれています。
父ハンを殺したことをずっと気にしているレンは、レイとの戦闘でレイを追い詰めた瞬間、母レイアの最期の呼びかけによって思いとどまります。
すきを突いたレイもレイアの死を感じて負傷したレンをフォースの力で救います。
このときすでにレンの中ではカイロ・レンは消えかかっていたんでしょう。記憶とはいえハンの後押しで自分の中にある恐れを拭い去ってベン・ソロに戻ったレン。
前作でルークに深い憎しみを持っていたようですがそのあたりのわだかまりは無かったことになったんでしょうか…?
そして話は霊体化になりますが、皇帝を撃破した際、力を使い果たし息絶えたレイをライトサイドに戻りなぜか命を与えるフォースを得たベンはレイに自らの命をレイに与え蘇生し、消えてしまいます。
レイアも同様に反乱軍が勝利を収めた際に消えてしまいます。
ここで疑問に思ったのが、ベンは霊体化したのか?ということ。
まずレイアについて。レイがレンとの戦闘の後ルークと修行した地に戻り、レイアのライトセーバーを受け取りますが、そこでレイアとルークの修行シーンが映り(レイア強いのね)、レイアはマスターと呼ばれるほどフォースの知識や力があったことを示しています。
(それなら確かに宇宙遊泳も納得がいく…いやいかんわ!)
そのためレイアが霊体化の奥義を取得していたとしてもおかしくないですし、ラストシーンでも同じく霊体化したルークと並んでレイを見守っています。
しかしベンはどうして消えてしまったのでしょう?
カイロ・レンとなる前はルークのもとで修行していますが、霊体化を会得するほどとは思えません。カイロ・レンとしてダークサイドに堕ちたときも指導者がいたわけでもなく、そこまでフォースへの習熟度は高くないはず。
スカイフォースの血がDNAに刻まれた霊体化技術を劇的に発動させたのでしょうか。
ランドの活躍
Ep9裏の主人公と言ってもいいでしょう久しぶりの本編登場! カルリジアン将軍ことランド!
レイアの呼びかけでレイたちの助太刀に来てくれました。
新3部作でEp9のみの登場にもかかわらずストーリー終盤で銀河中の民間船を引き連れてやってくる様子は感涙の極みでした。
予告編で仲間が駆けつけるのはわかりきっていたので、ポーの「すまないみんな…!」みたいな演技がちょっと笑ってしまいましたが、歴代の戦艦やA・Yウイングが一同に揃ってスター・デストロイヤーと対峙するシーンはサーガの最終決戦にふさわしい激アツな展開でした。
ランドも長い間飛んでいないと言いながらファルコンを縦横無尽に操作して飛び回っていましたしさすがレジェンド。
ローズの謎
気になっていた。観る前も観ている最中も。
前作での評価は流石に無視できなかったか、エイムブラムス監督も気に食わなかったのかわかりませんが、明らかにローズがちょいのちょい役(しかもバラエティー枠)になってましたね。
フィンも新キャラと意気投合してるし、レイにもなにか言いかけてたし。(結局最後まで何言いたかったのかわかんなかったな)
そんなわけでローズは特に活躍しないです。閉廷。
まとめ
まだまだ書ききれないことが多いので随時更新していきたいと思います。
もし間違っている表記やストーリー設定があったら教えて頂けると嬉しいです。
それではみなさん、フォースとともにあらんことを!