目次
あらすじ
20xx年、正体不明の宇宙人”スカヴ”によって壊滅させられた地球で、たった2人惑星移住のためにつくられた海洋プラントを守るドローンの点検員の物語。
この作品様々な考察がありますよね。自分は同じSF映画で「マトリックス」に雰囲気が似ていると思っているので、今回は「マトリックス」と「オブリビオン」のどこが似ているのか書いていきたいと思います!
49号=ネオ+スミス?
まず『マトリックス』のおさらいからしないといけませんが、『マトリックス』は大まかに言うと、「機械に支配された世界で人間たちと機械(と仮想現実)が戦う物語」ですよね。(ざっくりすぎかな?)
人間は生体電池として「畑」で栽培され、栽培される人間はマシーンによって作られた仮想現実の中で夢を見ています。
では『オブリビオン』ではどうか。
ここからはネタバレ前提で書いていきますのでご注意ください。
いきなりですが主人公ジャック・ハーパーは、実は敵に囚われクローン兵器として人類を滅亡させる役目を持ったタワー49のジャック・ハーパー=クローンだったわけです。
本来感情のない殺戮兵器として育ったジャックでしたが、この49号だけはジャック本来の感情を持ち、地球にいる人類救済のために力を貸したわけです。
書いているだけでマトリックスまんまじゃないかと思ってきました。
ただマトリックスと違うのは、ジャックは本来「エージェント・スミス」であったことです。
マトリックスにおけるスミスは、仮想現実で行動する現実世界の人間を排除する命令を受けた殺人プログラムです。
このスミスもマトリックス3作目にして救世主ネオの影響でプログラムから外れた「独自の意思を持つAI」みたいになるんですが、オブリビオンの49号も何かしらの影響で特異な思考を持つことが出来たのだと思われます。
49号の場合おそらく妻の影響でしょう。他のクローン個体もクローン前の記憶は保持しつつも完全に思い出すには至りませんでしたが、好奇心旺盛な49号は墜落したオデッセイ号の妻を発見したことで、アンダーソン君よろしく頭のプラグを抜いて他の個体から一歩先に進んだ存在になれたんだと思います。
最終的にジャックは敵本艦のテットに乗り込み、これまたどこかで観たような機械の集合体みたいな敵を高出力爆弾でふっとばします。
ジャックが最後、光りに包まれていくとか既視感しか無いですよね。
ドローン=センチネル
地球に残存する人間を抹殺するために送り込まれたドローンはマトリックスに出てくる現実世界の敵マシーン「センチネル」を思わせます。
オブリビオンのドローンには触手はついてませんが、マシンガン的な兵器をぶっ放しまくるところは似てますね。
ドローン自体には自我はなく、テットからの司令のみで動くようです。(改造すればプログラムを変更できるレベルの代物)
またジャックの顔は銃で撃たないよう認識させていましたね。
マトリックスのセンチネルの場合、現実世界で生きている人間は全員敵なので、生き物を認識する機能みたいなのは触手の先のアンテナくらいしかありません。
そう考えるとドローンのほうがハイテクさんですね!
まとめ
すべての映画はどこかしら他の作品の影響を受けているものだと思って観ていますが、『オブリビオン』にいたっては何も考えずともそれっぽいな〜と思って観てました。
こういうタイプのSF映画は大好きなので似ていてもだいたいOKですけどね!