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映画『はじまりのうた – Begin Again』 感想 | 爽やかすぎるぞこの映画!!

2020.06.03 カテゴリー: レビュー 映画

皆さんおはこんばんにちは最近アマプラで映画漁りしまくっているこもりみ管理人です。
今回は第87回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、あのMaroon5のボーカルのアダム・レヴィーンが映画初出演したことでも有名な『はじまりのうた(原題:Begin Again)』の感想レビューを書いていきたいと思います!

目次

映画のあらすじ

舞台の始まりはとあるライブハウス。

イギリスからニューヨークに来たがいろいろあって彼氏デイヴ(演:アダム・レヴィーン)と別れたグレタ(演:キーラ・ナイトレイ)。
親友のスティーヴ(演:ジェームズ・コーデン)に強引に促され傷心なグレタは歌を歌う。

そこに偶然居合わせた落ち目プロデューサーのダン(演:マーク・ラファロ)。グレタの歌に光るものを見つけたダンはグレタに歌手デビューを持ちかける。

わかれた彼氏の思い出を引きずりつつも次の一歩を踏み出すためにレコーディングを進めるグレタと、家族との溝を抱えながらもグレタとの出会いで再び勢いを取り戻していくダンの二人は心を深めあっていきますが、ある時わかれた彼氏デイヴがグレタとの復縁を迫ってきて…

映画の注目ポイント

見どころ1:爽やかすぎる音楽

『はじまりのうた』では劇中歌の『Lost Stars』でアカデミー賞歌曲賞にノミネートされています。『Lost Stars』は作中でグレタがデイヴにクリスマスプレゼントで送った曲で、ストーリー終盤デイヴがグレタへの想いを伝えるシーンでも歌われます。

本作にはこのほかにもNYCの様々な場所で録音した楽曲が登場するのですが、正直曲をいきなり聞いても「いや、いうほど神曲か…?」という感想になると思います。それもそのはず作中の曲はあくまで「劇中歌」であります。この曲たちは映画を通して観た後、あなたの中で神曲へと変化するでしょう。

『Lost Stars』に関していえばグレタとデイヴの思い出の曲でありもとはグレタが作曲したもの。デイヴが有名になるためにポップスを歌いだしたり、グレタもレコーディングを通じて少しずつデイヴを忘れようとして頑張ってきたときにデイヴの原曲リスペクトアレンジ『Lost Stars』ですよ。
グレタの力強いメッセージ性のある歌い方も、デイヴのグレタへの想いがぶつかりまくったバンドVerも大好きです。

『Lost Stars』ばっかりだとあれなので違う話をしていきましょう。作中でもグレタが語っていますが、本作では現代的な(電子的な)楽曲はデイヴのものだけで後はバンド形式の楽曲となっています。
楽曲そのものの良さを出したいグレタの意向があったからというのもあるでしょうが、本作は昨今の音楽ビジネスのために作られる楽曲への批判的なメッセージを打ち出してもいるようです。

グレタのバンドにはストリングスがいたり子どもたちがコーラスをしたりとなかなかアコースティックな編成でした。
楽曲にしても『Coming Up Roses』や『Tell me if you wanna go home』はキーラ・ナイトレイの歌声なのかコード進行のせいなのか相当に爽やかな印象です。

『Tell me if you wanna go home』の後半で叫ぶおじさんとダンの掛け合いが面白い

見どころ2:グレタとダンの関係

本作は別にラブストーリーではないですし、グレタとダンは歳も離れてるので恋愛には結びつかないだろうと思ってみていたんです。が、ダンの昔のつらい思い出を聞いた後のグレタとダンのデートでは空気が一変。
あれ?あれれれ???って少しドキドキしましたがやはりそこはジェームズ・コーデン(笑)アツい空気などお構いなしで登場したシーンは笑っちゃいました。

そんなこともありながら少しずつ仲を深めていく二人の姿は楽曲の数々にも引けを取らない爽やかな関係でした。

一般では主人公かヒロインがピンチだったり弱点を救ってくれたりしますが、本作だと登場人物がどれもこれも傷心なやつらばっかりなんですよね(グレタ&デイヴとかダン一家とか)。グレタに関していえば最後まで心の中ははっきりしない終わり方ですし、ダンの方は家族と再び生活できるようになり(奥さんとファーストデートのようなことしてたり!)…あれ?もしかしてグレタとデイヴって自分の問題何も解決してないままエンドクレジット入りしてない?

イチオシのシーン

こもりみ的イチオシなシーンのコーナー!(仮)
わたくしが選んだ『はじまりのうた』イチオシなシーンは…

ダンの娘バイオレットに大人なアドバイスをするグレタ」です!

我の強いグレタですがやっぱりそこは大人の女性。バイオレットの心の中をあっという間に見透かし恋愛アドバイス。
全く話に入っていけないダンの姿はその辺にいるお父さま方を彷彿とさせ実に面白かったので今回のイチオシなシーンとさせていただきます。

まとめ

あれこれ書きましたがやはり本作の楽曲そのシーンシーンにぴったりあったもので、時間がたった後でも曲を聴けばその情景が浮かび出てくるほど良いです。
最後に関係ないですがこもりみ管理人も楽器をやっているのでバンドがやりたくなってきました。

ちなみに映画『はじまりのうた – Begin Again』はAmazonプライムビデオに入ればいつでも視聴可能です!

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2020.06.03 カテゴリー: レビュー 映画